今日16:00〜17:00のラボにテック先生も参加させていただきました!
今回のラボは、その名も……
サイエンスラボ!『イケてる氷とイケてない氷 ドライアイス(二酸化炭素)のヒ・ミ・ツ』
ドライアイスを使って、子供たちだけでは難しい実験や、ちょっとキケンな実験を、のぶた先生が体をはって、してくれました!
詳しい内容は、来てくれたお友達との秘密です♪(^皿^)
……でもちょっとだけ!
科学に関する専門用語の紹介と、実験中にテック先生が感じた「なぜ?」のご紹介をプラスしちゃおうと思います!
ドライアイス(二酸化炭素)の凝固点と昇華について
早速ですが、専門用語です!
日常において、液体や気体が固体になる、つまり、水が氷になったり、二酸化炭素がドライアイスになるのは、“温度が下がるから”でした。
その、固まる温度のことを凝固点(freezing point)と言います。
水の凝固点は0℃。
二酸化炭素の凝固点は-79℃です。
そして、小学校で使うような物質においては、固まったものが溶ける温度と大体一致し、溶ける変化の時には、融点(melting point)と呼び方が変わります。
(これも、いろんな物質を知っていくと、凝固点と融点が一致しない物質も出てくるから、科学は奥が深いんですよ〜笑)
ここで問題!
「氷はとけたら液体(水)になるのに、ドライアイスはとけても液体にならないのは、なぜでしょう?」
チッチッチッチッチッ……チン!
正解は、『ある条件下であれば、二酸化炭素もじつは液体になる』でした!
言い変えるなら、「ドライアイスは、日常であつかうような状況だと、液体にならないだけ」ということです。
凝固点や融点は、温度だけで決まっているものではありません。
じつは、圧力も関係しているのです。
二酸化炭素も、温度と圧力を“一定の条件”にしてあげれば、液体にすることができます。
しかし、日常で生活している中では、二酸化炭素が液体になる条件から外れてしまっているので、ドライアイスの状態から液体になることはないのです。
このドライアイスのように、固まっている状態の物(固体)から液体にならずに、直接、空気のような状態(気体)になることを昇華と言います。
反対に、気体が液体にならずに直接個体になることは凝華とも言います。
(ちなみに、英語では、昇華はsublimation、凝華はdepositionです。○○pointという言い方ではないので、なんかかっこいいですね!)
最後にエタノールを使った理由はわかったかな?
最後の方に、鍋に穴が開くようなプチハプニングや、トークの笑いもたくさんあった、サイエンスラボ。
お鍋に穴が開くなんてハプニング、おうちじゃ怒られそう……。
だけど、OneStepのサイエンスラボなら安心して、鍋に穴が開くという、レアな事態が体験できちゃうんですね!
でも、「どうして鍋に穴が空いたのか……」みんなはわかったかな?
そして、「どうして、いろんな物を冷やす時にエタノールを使ったのか」その理由も考えることができたかな?^^
ヒントは、やっぱり温度!
それと、鍋に穴が空いたヒントは、 温度!そして、疲労!笑
(……鉄だって、アルミだって、ステンレスだって、疲れちゃうんですよ〜本当に!( ´△`;)笑)
気になった人は調べてみよう!もしくは、OneStepのラボやブログの更新を心待ちにしててください♪
金属疲労は材料工学の専門寄りになっちゃいますが、わかりやすい良い題材があったら、ブログに書くかもしれないです!(未定)
実験は実際にやった人にしか気づけない、新たな発見がいっぱい!
実験は、予測していたことと違うことが起こるものです!
予測して、実際にはどうなるか実験するまでが、勉強の面白さ、科学の楽しさと言えます。
そして、予測が当たらないことは、すごくラッキーなこと!
当たらなかった原因を突き止める、新たな実験を生み出してくれる、最高の『実験のパートナー』なんです!
なかなか、おうちでできない実験は、OneStepのラボで、見て・聞いて・体感して、一緒に「考える力」を深めていきましょう!